61歳で心原性脳梗塞になった夫と生きるブログ

夫が脳梗塞になりました。医者は歩行は無理と言っていましたが何としても歩きたいという夫の願いに寄り添いながら日常を綴ったブログです

母ちゃん! 助けて 助けて 救急車呼んで!

 

2017年12月1日(金)朝

「今日こそ早く帰ってくるからね。一緒に勉強始めよう!」

「絶対だからね!」

このような会話をしていつものように夫はハグして仕事に行った。

それから約半年間家に戻ることはできなかった。

夫が脳梗塞発症 

夜の8:00頃 家の電話が鳴った。2コール目で受話器をとった

夫からの電話、早く帰るといったのに!こんな時間に!私は怒っていた。

「母ちゃん 母ちゃん」というその声はすでにべろんべろんに酔っぱらた声

「もう飲んでるの?早く帰るって約束したじゃない!」

電話の向こうではめげずに「母ちゃん 母ちゃん」と呼び続けている

呆れていたら「助けて助けて救急車呼んで」と聞こえる

 

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これはただ事ではない!どうしたの?

家から救急車呼んで!という。事情も分からないのに呼べるわけがない。

携帯と財布と鍵を持ってバイクで職場まで駆け付けた。

 

ここで絶対に交通違反してはいけない。落ち着いて落ち着いてと

自分に言い聞かせていた。

夫の職場はバイクだと7分位の所にある。

 

シャッターは開いていた。急いで奥の事務所にいった。

夫がスチールの机の近くで倒れていた。

 

直ぐにスマホで救急車を呼ぶ。119を打つ手が震えてたった3つの文字が打てない

救急車の人が住所を聞いた。知るわけがない。倒れている夫に聞くが

2の20の、、、、うまく聞き取れない。

区民ホールの近くの○○という会社ですと伝えた。

 

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数分後にサイレンを鳴らして救急車が到着した。

救急隊員が3人ストレチャーを持っておりてきた。

そして救急車でそのまま搬送。

私もバイクを置いて会社のシャッターだけを閉めて乗り込んだ。

 救急外来での処置

救急外来で夫の診察を待っている間、

夫の携帯から会社の上司に連絡して事情を説明した。

何せシャッターを閉めただけだったので。

 

離れて住んでいる子供を呼んだ。

医者に呼ばれて一緒に説明を聞いた。

脳梗塞によるものか出血によるものかで処置が違うので検査してからになる。

脳梗塞だと発症から4.時間半以内に血液サラサラの薬を投与すれば

かなり改善がみられると話された。

 

遅いので子供は返し、私はMRI検査の結果を待った。

12時近かった。

医者が待合所にいる私の所に来て結果を説明した。

開口一番 かなり重いです。たぶん障害は残るでしょうと中風の人のヨイヨイという

しぐさを手で表現した。

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私はその時この結果は受け止めようと思った。仕方ない。何とかなる

夫はそのまま入院 明日入院手続き。

タクシーで会社にいき、置いていたバイクで帰宅した。

 

 

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