61歳で心原性脳梗塞になった夫と生きるブログ

夫が脳梗塞になりました。医者は歩行は無理と言っていましたが何としても歩きたいという夫の願いに寄り添いながら日常を綴ったブログです

脳梗塞発症3ヶ月始めの頃 左片麻痺用 短下肢装具を作る

短下肢装具をつくるには療法士や医者の診断書が必要

 

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2月7日に病院に行ったら
短下肢装具を作るための足の形を取るために、
足を石膏で固めていた。
今まではリハビリ施設にある短下肢装具で
自分のサイズに合うのを借りていたが
個人の靴を作ったが良いという事になった
これは欲しいからと言って勝手に作れる物ではなく
医者の診断書や療法士の提言で作ることができる
短下肢装具を作ることを認めるという医師の診断書がおり、
作れるようになった。
短下肢装具は石膏型取りから1週間で出来上がってきた。
足に合わせた完全オーダーメイドの短下肢装具

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夫の場合左の足の指がハンマーツウと言って、
親指人差し指中指まで曲がってしまっている。
足指の第一関節がとんがってしまう。
爪先の頭の部分で体重を支えるようになるので、
そこの部分は固くタコが出来ていた。
 
そこを和らげるため、装具の指の当たる部分に
足の親指から小指に掛けて弓状に突起を
作ってそこに指を載せてハンマーツウを予防の処置をしてくれた。
 
 
 
装具代金は先に立て替えて後から保険分が還付される
装具の方は(62000円するが健康保険組合の方から
いくらか戻ってくるとの事だった)
義肢装具立替金の申請書をもらい記入した
施設が提携している装具の技師の方が見えた
短下肢装具を作ったら外を歩くためには靴も必要になる。
 
短下肢装具の上に履く靴は自費

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夫は麻痺のない方の靴のサイズは26、5㎝だが
装具を履く方の靴のサイズは28㎝になる。
 
同じ靴をサイズ違いで片方づつの購入という面白い方法である。
装具に関しては保険適用になるが靴は自費になる。
12000円の靴を2個買った
 
同じ靴ばかりではすり減り靴の中も臭くなるのではと
色違いデザイン違いで二足購入した。

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 装具の着脱は大変な重労働
 
半身麻痺の体では靴の脱ぎ履きも重労働である。
金属でできている部分もあり、
麻痺者にとって0.7kgの装具も重いものであった。
本人が履けるようにならないと困るので履くのを見守った。
最初の頃は30分位格闘してやっと履けていた。
 
リハビリで装具を履いての訓練が始まった。
最初の頃は慣れない物を装着するので
なかなか歩行が難しく疲れていた。
痛みもあった。

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だいぶ上手になったが外出時の短下肢装具の着脱は
10分位かかっていた。
きちんと足にフィットさせるために、足の位置、
微妙なベルトの位置など調整が必要だ
 
それでもいざ歩き始めると違和感や痛みが出るので
再度調整しなおしで苦労していた。
短下肢装具は角度があり、前にも傾くように作られている。
このような細かい調整も療法士が夫の状態を見ながらアドバイスをしてくれる。
 

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夫の念願である歩けるようになるという
夢の実現の一歩が進んだ。
 
杖も必要で療法士とカタログを見て購入した。
ネットを見ていたら折り畳み式の杖もあり購入した。
何かとべんりである。外出用途に分けて使っている。