61歳で心原性脳梗塞になった夫と生きるブログ

夫が脳梗塞になりました。医者は歩行は無理と言っていましたが何としても歩きたいという夫の願いに寄り添いながら日常を綴ったブログです

脳梗塞発症一か月 不安の中で人のやさしさに感謝

師走は飛ぶように過ぎて行く。バイクも走る


121日に倒れてから月日は瞬く間に過ぎて行きました。

集中治療室から一般病棟 施設見学 転院など目まぐるしかったです。

 

夫が倒れる日まで働いていましたが、職場に事情を話し、

退職をする事にしました。

気持ち的にも仕事できる状態ではなかったです。

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 私は普段バイクで行動します。バスや自転車だと病院までの坂道の辛さや

時間のロス

バイクのようにあっちこっちと入院の準備、夫のあれが欲しいという要求に

機敏に動けることは出来なかったと思います。

疲れ果てたと思います。バイクに感謝!

 

6ヶ月の間にいかなかったのは3日、理由は雪と夫婦喧嘩

 

急性期の病院からリハビリ病院までの6ヶ月間見舞いに

行かなかったのは3日位です

 

一つは夫と言い争いになり、もう来ないからと言って行かなかった。

2日目に病院から書類の件で電話がありどうしても行かなくてはならなくなった。

 

病院に着いたら遠くで夫の姿を見つけた。

夫は喧嘩別れをしたのでもうきてくれないかと思っているようでした。

遠くで見る夫がエレベーターの所で車椅子に乗って元気なさそうにしている姿に

とても罪の意識を感じました。

 

その姿を見たわたしは「ごめんね。辛いのはあなただよね。どうしょうもない怒りは私にしかぶつけられないんだよね」突き放した自分を反省した。

 

誕生日、クリスマス、年の瀬いつもの年とはちがう2017年の12月の暮れ

 

私はクリスチャンではないけどクリスマスは

もう年中行事として定着しており、孫にプレゼントを渡したり、

家族集まって会食をしたりしていた。

今年は何もないクリスマス。

 

12月は私の誕生月でもあり、毎年夫は何かしらのプレゼントをくれていた。

以前はクルージング、ここ数年は劇団四季の観劇をして

横浜で食事というコースだった。

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誕生日だね、祝ってあげられなくてごめんねと夫が言った。

自分の誕生日やクリスマス大晦日など行事を感じるゆとりはなかった。

 

25日に夫のコーラスの女友達が、アルバムを届けてくださった。夫の所属する

コーラスグループの「創立6周年の記念コンサート」のアルバムが出来ていた。

 

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夕方行った私と入れ違いに帰られる所だった。

 

「2人で召し上がってね」と言われて別れた。

病室に行くとクリスマス仕様のショートケーキが

お洒落に飾られて二つあった。

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「今日はクリスマスなんだね🎄」と言いながら2人で美味しく頂いた。

それからすぐにバイクで帰った。

帰りのバイクで私はおいおい泣きながら走った。

さりげない温かい心にとても嬉しかった。

 

年末に娘も寂しかろうと言って孫を連れて見舞いに来てくれた。

正月用にと少しづつ分けてくれた。

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同じ地域に住む職場が一緒だった友達は

自分で作ったお節料理のお裾分けしてくれた。

 

これからどのくらい回復していくのか先が見えない時に温かい、

人の優しさをかんじた

有り難かった。その心使いが嬉しかった。

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